タクソノミーって何?
この記事は、ご自分で WordPress を運用されていて、ちょっとカスタマイズっぽいことに手を出し始めた方むけに書いています。
WordPress の仕様書を読んでいると、Tag とか Post とか Category とか、まぁまぁ意味はわかりますよ、という単語が殆どなのですが、ひときわ「むむむ?」と二度見してしまいそうな聞きなれない “taxonomy” という単語が出てきました。
taxonomy なにこれ・・・おいしいの?
和訳すると
weblio で調べると、意味は「分類学」とある。 しかもこれ、英検:1級以上の単語って書いてありますね… そりゃ知らないわけです。
分類学という意味だったら、記事を分類するための概念なのかな?と想像してみる。
WordPressのデータベースを覗いたらよくわかった
WordPress の データベース(MySQL)の中身を覗いてみたら、あ~そういうものなのね、と一発で実感できたので共有します。
初期構築時についてきたテーブルの中に、term
というテーブルと、term_taxonomy
というテーブルが用意されています。
カテゴリをいくつか追加し、記事にタグをつけて投稿してから、これらのテーブルの中を覗くと、とても分かりやすく意味が判明しました。
テーブル term
phpMyAdmin を使って select 結果のキャプチャを撮りました。
まずは term
の中身から。
name カラムにあるように、未分類、プラグイン、Wordpress、Syntax Highlighter、オススメ の 5レコードが登録されています。
このとき、私のブログには、
カテゴリ:
- 未分類
- プラグイン
- WordPress
タグ:
- Syntax Highlighter
- オススメ
が登録されていたんです。 次に、term_taxonomy
を見てみます。
テーブル term_taxonomy
テーブル terms
にあった、term_id
と結合して使うことを考えると、要するに、
- 未分類 の taxonomy は カテゴリである
- プラグイン の taxonomy は カテゴリである
- WordPress の taxonomy は カテゴリである
- Syntax Highlighter の taxonomy は タグである
- オススメ の taxonomy は タグである
と、いうことが定義されているわけですな!
結論
タクソノミーは、和訳すると「分類学」のことで、Wordpress では、まさに「分類」として使用。
初期構築時点で用意されているタクソノミーには、「カテゴリ」と「タグ」があって、例えば「キーワード」というタクソノミーを追加することもできる(できそう)。
普通は、記事をカテゴリで縦に分類し、カテゴリ横断で分類したい場合は「タグ」というもので2次元的に分類が可能だが、更に分類軸を増やしたければタクソノミーを追加して理論的に可能となっている状態なんですな!
タクソノミー、そういう意味だったんですね。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント